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呼吸器内科

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外来担当医一覧表

科の紹介

呼吸器内科では、常に患者さまの立場を尊重した、適切且つ最高の医療を提供するように心がけております。多摩地区の中核となるべく、専門性を要する肺癌、悪性胸膜中皮腫、胸腺癌といった悪性疾患、難治性咳嗽、喘息、COPD、間質性肺炎といった慢性肺疾患や肺炎、膿胸などの感染症、その他稀少疾患などの多岐にわたった診療を行っております。現在3人のスタッフ、研修医を含め合計5人~6人の診療体制で活発に業務にあたっております。
日常診療では、週1回入院患者さまについてのカンファレンスをレントゲン・CT・検査結果等を供覧しながら討論しております。その他外来カンファレンス、呼吸器内科・外科合同カンファレンスでは、呼吸器外科や放射線科、病理検査室など他の診療科をまじえ、難治症例や稀少疾患について、手術適応などの治療方針の総合的検討も含めて積極的な討議を繰りひろげております。
忌憚なく質の高い討議・検討が行えるところは、自慢出来る重要な特徴といえます。又、国内外、他施設共同研究、会議、学会などにも積極的に参加しており、当院呼吸器内科として1回/月リサーチカンファレンスを行い医療の進展に貢献すべく、臨床研究についてのレベルの向上をはかっております。このような中で、初期研修医・後期研修医は医療技術や知識を習得し、患者さまに対し最新の医療を提供できるべく日々鋭意努力しております。

代表的疾患

1.肺癌

わが国の悪性腫瘍で肺癌は発生頻度が高く、依然として死亡率の高い疾患です。肺癌の治療方法には、手術、化学療法(抗がん剤治療)、放射線治療、緩和治療がありますが、肺癌の組織像や進行の程度により、個々に適切な治療法を選択していきます。
最近では、肺癌に対する化学療法もめまぐるしく進歩しています。新規分子標的薬や治験などで行える治療など幅広く最新治療を取り入れ診療にあたっております。
2010年より新たな放射線治療機器の設置も終わり、精度の高い治療を行えるようになりました。
又、2012年からは、気管支鏡下中枢側の生検が可能となる、EBUS-TBNAも導入し積極的に診断レベルの向上をはかっております。

2.気管支喘息

気管支喘息は、気管支の炎症と気管支の平滑筋の収縮にともなって空気の通り道が狭くなり、ゼー ゼー、ヒューヒューという音とともに発作性の息苦しさを感じる病気です。
深夜から明け方にかけて悪くなり、昼間は比較的改善することが特徴です。「明け方の咳が続いている」、「急に息苦しくなることがある」などの症状がある方は気管支喘息の可能性があります。
喘息の症状を改善するには、担当医から喘息の治療・管理の方法について説明をうけ、患者さんが十分に理解したうえで、必要に応じて「ピークフロー」と「喘息日誌」を用いて自己管理を行うことが重要です。治療のカギとなるのは、気管支の炎症を抑える吸入ステロイドや気管支を拡げる気管支拡張剤を用いた吸入方法です。

3.間質性肺炎・肺線維症

間質性肺炎/肺線維症は、気管支が分かれた先にあるブドウの房のような袋状の肺胞の壁(空中の酸素を血液中に取り入れ、炭酸ガスを放出する部位)に炎症がおこり、さらに肺本来の構造を壊して線維化(傷あとのようなもの)がおこり、肺が縮まり硬化していき、酸素の取り込みが悪くなる病気です。
間質性肺炎の原因は様々です。原因不明のものを特発性といいます。その他薬剤性のものや、粉塵吸入による職業性のものや他の疾患によって二次的に起こすものがあります。
病理学的にいくつかのタイプに分けられ、このタイプによって病気の予後、薬剤の効果が異なってきます。従ってその正確な病理診断を得るために、外科的肺生検が有益なケースもあります。難病にも指定されている疾患でもあり、完治するのは難しい病気でありますが、抗線維化薬、吸入治療、ステロイド、免疫抑制剤、在宅酸素療法など様々な治療による生活の質の向上を検討して対応しております。

4.慢性閉塞性肺疾患(COPD)

COPDは40歳以上で喫煙歴の長い方によくみられる疾患です。坂道を昇るとき息苦しく感じたり、咳や痰が多いなどの症状がある場合はCOPDがあるかもしれません。
空気の通り道である気管支やその先にある肺胞に炎症があり、肺の構造がゆっくり壊れてしまった結果、呼吸機能が低下する病気です。第一の治療は禁煙です。第二の治療は薬物療法です。第三に生活の質の向上を目指して、在宅酸素療法の導入や、急性増悪を予防する目的でインフルエンザや肺炎球菌のワクチンの接種もお勧めしています。また、食事が十分取れない方には、栄養補助食品の紹介や栄養士による指導を行い、栄養状態の改善に努めています。

5.慢性呼吸不全

肺気腫や間質性肺炎など何らかの原因で肺に障害が生じると体内に酸素を取り込む効率が落ちます。
これが進行した場合、普段の日常生活でも酸素療法が必要となります。 これが在宅酸素療法です。種々の疾患にともなう慢性呼吸不全では、在宅酸素療法により生命予後が改善されることが明らかとなっています。

6.胸水

肺を包む臓側胸膜の外側で、肋骨や筋肉に囲まれた胸腔に水溶性物質が貯留した状態をさします。
近隣施設から多く紹介されてくる病態のうちの一つといえ、鑑別疾患として、癌性胸膜炎、結核性胸膜炎、肺炎随伴性胸水、外傷性血胸など多岐にわたり考慮されます。当院では新しい検査として、局所麻酔下胸腔鏡検査も行っており、適切な診断の上、原因や病態に応じた治療を展開しております。

7.肺炎、膿胸

細菌やウイルス感染によって肺胞に炎症が生じたものを肺炎といい、発熱や倦怠感などの全身症状、咳嗽、喀痰、呼吸困難などの呼吸器症状がみられます。
細菌性肺炎、ウィルス性肺炎、異型肺炎といった病原微生物による分類や市中肺炎、院内肺炎、介護医療施設関連肺炎といった分類などがあります。喀痰の検査をして原因菌を調べ、その菌に対して効果のある抗菌薬を投与します。耐性化などの微生物の多様化や基礎疾患なども考慮した上で、適切な抗菌薬加療を行い、いかなる重症度においても改善を目標とします。細菌による汚染や炎症が胸膜に囲まれた胸腔というスペースに存在する場合を膿胸と呼び、必要に応じて胸腔からの排液(胸腔ドレナージ)も実施します。

8.気胸

肺に穴が開いて空気が漏れだしてしまうもので、ブラ・ブレブといった脆弱領域の破綻により起こるものを自然気胸、肺癌、肺気腫や間質性肺炎といった肺病変を基盤として生じたものを続発性自然気胸と呼びます。
どちらもレントゲンや呼吸状態にて判定した重症度に応じて治療を行います。軽度症例の場合は安静に生活を送りながら外来通院にて検査を実施しつつ経過観察を行うこともありますが、中等症・重症の気胸になると、胸腔内へチューブを挿入し、入院管理の上、チューブを留置したまま、胸腔内に漏れ出る空気を脱気することが必要となります。重症例や再発を繰り返す場合は胸膜癒着術や外科手術の適応となります。

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内視鏡検査

肺感染症、血痰の精査、喀痰などの気道ドレナージ、肺癌やびまん性肺疾患の診断などを目的に行う気管支内視鏡検査は年々、件数が増加傾向にあり、状況に応じて鎮静剤を用いて行う重要な検査です。当院では、2012年から、中枢側にあるリンパ節などの病変にてConvex typeのEBUSの導入を導入し、縦隔病変の診断率の向上に力を入れております。その他にも、肺の末梢領域にある病変に対するガイドシースや細径気管支鏡、気管内ステント留置術や、Watanabe spigotといった最新の検査・治療を遂行できるよう、日々、努力をしております。
また、局所麻酔下胸腔鏡検査も行っており、今後さらに増加すると考えられる悪性胸膜中皮腫などにも、呼吸器外科スタッフとも協力しながら、診療を行っております。

診療実績

【平成27年度呼吸器内科】診療実績
平均入院患者数/日:   30.3名(平成27年度 延べ 11,101名)
平均外来患者数/日:   55.7名(平成27年度 延べ 13,540名)
気管支鏡検査数(計):   254件
胸腔鏡検査数(計):    12件

【平成27年呼吸器内科】疾患別入院患者数

■入院患者疾患別内訳
病名 人数
肺癌 174
肺炎 80
気胸 44
慢性閉塞性肺疾患 44
間質性肺炎 43
誤嚥性肺炎 31
気管支喘息 28
胸水貯留 11
胸部異常陰影 11
その他胸部腫瘍
その他 68

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■肺癌分類別内訳
肺癌分類 人数
腺癌 87
小細胞癌 33
扁平上皮癌 25
大細胞神経内分泌癌
大細胞癌
その他(疑い症例含む) 26

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後期研修制度

2017年度より、内科後期研修プログラムが導入されます。
総合内科3年コース以外にも呼吸器内科サブスペシャリティー重点コースがあり、プログラム3年目(卒後5年目)より呼吸器内科の研修が可能となります。

内科後期研修プログラムの詳細はこちら

研修希望の方は、上村 光弘医長宛まで: 御連絡ください。

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お知らせ

患者さまを診療するうえで用いた検査データ・保存検体等を症例報告、臨床研究等に利用させていただくことがあります。この場合、お名前・ご住所など患者さまを特定できるようなことは一切ありません(匿名化といいます)。
なお、このような利用を希望されない場合には主治医にお伝えください。

患者さん並びにご家族へ
~進行非小細胞肺癌患者終末期に対する、在宅・ホスピス緩和治療導入と、病院治療継続の生命予後に関する後ろ向き調査研究~

スタッフ紹介

【役職】

医長

【氏名】

上村 光弘

【資格】

日本呼吸器学会専門医・指導医、日本内科学会認定医、呼吸器内視鏡学会専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医、東京医療保健大学臨床教授
緩和ケア研修会受講終了者

上村 光弘

上村 光弘

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